予防期間は夏

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犬フィラリア症というイヌの「大きな病気」は、蚊を媒介するという特徴があります。蚊は人間を含むさまざまな動物の血液を吸い取って養分としていますが、そのとき、蚊の針でさまざまな病気の原因になる細菌や寄生虫が感染してしまうことがあります。犬フィラリア症も、そんな病気のひとつです。

たとえば予防をしていない生まれながらの野良イヌがいて、彼が犬フィラリア症だったとしましょう。夏の盛り、彼は草むらを歩いていて蚊に刺されました。蚊は彼の血液を吸い上げましたが十分に吸いきらないまま離れます。野良イヌが走り出したか、何をしたかわかりませんが、蚊としては血が不十分ということで、別の動物を探し……そして目に入ったのがあなたの飼っているイヌ。蚊はあなたのイヌにとまり、針を突き刺し、血を吸い上げます。このとき、前の野良イヌから吸い取って来た犬フィラリア症の原因になるミクロフィラリアが、逆流してあなたのイヌの体内に入り込んでしまいます。
ミクロフィラリアは寄生虫であり、はじめは血液中のミクロなサイズの幼虫にすぎません。しかし時間をかけてイヌの体内で成長します。成長した寄生虫はそうめんのような糸状の、目に見える姿へと成長します。そして血管を移動し、肺や心臓を詰まらせてしまいます。そして、イヌの呼吸を止めたり心臓の働きを著しく低下させたりして、最終的には命を奪ってしまうのです。

しかし、あなたのイヌが適切な予防を行っていれば、ミクロフィラリアが蚊によって入り込んできても、すぐに薬が効いて幼虫の段階でミクロフィラリアを死滅させてくれます。
夏、特に犬フィラリア症を媒介する蚊が出ている時期は、予防薬を欠かさないようにすることが大事なのです。